閲覧者が跪いて読む日記です

ランキング参加!いっぱい押してね!

頭がケミカルフレッシュな人には読めない日記

人間知識が重要。
頭が良ければ良いほど人生を有利にすることができると私は思っています。
ですがここ最近は刻一刻と知能が劣化しているように感じます。

これまでパッと頭に思い浮かんだであろう表現やフレーズが出てこない。
勿論それは日常で言葉として口に出すことも含まれます。

確かに以前と比べたら探究心は衰えたでしょう。
気になることがあればすぐに調べて自らのものとしましたし、他より劣っているとコンプレックスを感じれば負けじと燃え、そして成果が形となれば心から喜んだでしょう。
しかし今はそうではない。楽な方へ楽な方へと流れてしまい、見聞を広める気にもなっていない。
お陰様で脳みそコミュニティの中にある知識たちは怠惰を極める私自身に辟易し、見切りをつけて日々どこかへと旅立ってばかりなのです。

そんなコンプレックスから目を背けるために書き続けられたのがこの日記。
毎日それなりの文章量を書き続け、継続が自らの長所であると思い込ませ続けることによって何とか自我を保ってきました。
ですがそれでは読んでいる人への配慮が足りない。圧倒的エゴの塊となってしまったのです。

私は反省すべき。
今改めて思いました。
人に読ませるために日記を書くのであればもっと世間向けに開放された世界を書くべきであると思ったのです。

前置きが長くなりましたが、私は日記をどうすべきか考え今日心新たにコウイカを食べに100円寿司を食べに出掛けました。

いやね、安い寿司屋というのはやはり値段相応な部分もあってか当たり外れが非常に大きいんです。
で、持論としましては、その通い詰める――までとは言いませんが、定期的に立ち寄る100円寿司が近所にありましてね。
以前からそこではコウイカを食べれば間違いないという結論が出たんです。

確かに他の品物にも美味しいものはあります。
ですが冒険は少しだけでいいんです。私は食に関しての冒険は嫌いではないのですが、安牌は引いておきたいところもあります。
それ故に今回はコウイカをたくさん食べてきた。それだけの話です。

閲覧者さんの皆さんはコウイカってご存知ですか?
コウイカってイカなんですよ。
そもそもイカってご存知ですか?

イカというものはですね、美味しいものなんです。
海に住んでいてですね、美味しいものなんです。

私はこのイカというものがなかなかどうして好物でしてね。例えば無人島に漂流して5ヶ月飲まず食わずの状態が続いたとします。その状況で目の前にイカ刺しがどーんと置かれたら堪らず私は貪り食うでしょうね。
チョップスティックでしたかね。いつか食べられるかもしれない食材をつまんで食べてやろうと無人島に自生していた木を削って作り出した箸も、結局使うことを忘れて素手で貪り食うんです。
そして2,3口食べた辺りでこう言うんです。「醤油が欲しいなぁ」って。
そうしたら天の神様がですね、「もうここまで頑張ってきたんだからこいつにも褒美をあげよう」と魚の形をした醤油さしを2個ばかし実家の郵便ポストに入れてくれるんですよ。
そうか、これが優しさなんだなって。私はそう思うんです。
実家の郵便ポストに入れられた醤油さしを見て親はきっと首をひねるでしょう。どうしてここに醤油さしが入っているんだろうって。
それは私が無人島で漂流しているというサインであって、私は遠くからそれを汲み取ってくれることを切に願うわけです。

そしてそれから7ヶ月くらいの年月が経過し、無人島には6度目の冬が訪れようとします。
季節感がおかしい場所に存在しているというのが今回の無人島の設定ですからね。基本的に冬が多いところであると旅行代理店さんもおっしゃっていました。
ついに醤油さしをヒントに座標を割り出し、私の救出作戦が開かれました。
公民館を借りて皆で和気藹々と今度ある祭り稽古のスケジュールが立てられます。その一環で使用されるプロペラ機で遭難している私を救い出したらどうか――そんな意見を遠くから異次元窓を使用して見ていた私がボソリと口からこぼします。勿論魔術に心得のない地元の皆さんからしたら異次元窓で体半分を乗り出している私の姿というものは到底見えません。

嘗てフランスで英雄を気取っていた町の子供の一人はこう言います。
「神様は欲しい物を与えてくれるわけではなく、きっかけを与えてくれるもの」
それを傍で聞いていたその子の妹は、兄は実の兄ではなく孤児院から連れてこられたものであると本人に告げ、兄弟仲にヒビを入れようと試みますが、実はその兄は本当は存在しているわけではなく、妹自身が作り上げた虚像であると、私は遭難中にボソリと口からこぼしました。

「そうだったのか」

神様は慈愛の心から今一度私の実家へと向かい、醤油さしを3つばかしポストへと入れます。
それを目撃していた嘗ての私の友人だった同級生の親が神様の肩を掴み、私の座標を知らせたのです。

今私の上空には神様の乗っているプロペラ機が3機ほどきりもみ回転をしながらスモークでハートを描いています。
空から降る無数の醤油さし……頭にコツコツと当たるのが痛いので近くに生えていたソテツの下に潜り込んで私は去っていくプロペラ機に手を振りました。
醤油は手に入れた。これで私は――……。

新鮮なイカはもうここにはない。
空になった沢山の醤油さしと、その場に冷たくなって転がる私。
もう誰もここにはいない。今年も無人島に8度目の冬がやってきます。
スポンサーサイト



  1. 2021/02/24(水) 02:02:35|
  2. 日記
  3. | トラックバック:0

トラックバック

トラックバック URL
http://busterbreakfast.blog.fc2.com/tb.php/131-2fdc9c03
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

purofi-ru

定次さん

【定次さん】
食文化と倫理の狭間に生きながらも、軸のズレたリアリティに妄言を加えてカオスと究極のカタルシスを追求し、文章を媒体として視覚的に、尚且つ、盲目的に閲覧者に無償で無価値な情報を提供しています。

tsuitta-

@sadatsugu_san からのツイート

karenda-

02 | 2021/03 | 04
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

tsukibetsu a-kaibu

saishinn kiji

kategori

空想世界旅日記 (15)
日記 (116)
お知らせ (5)

検索フォーム

リンク

このブログをリンクに追加する